【道路占用許可】三原市で道路占用許可のデジタル申請開始か?

今回はまた嬉しいニュースを発見したため紹介&解説します。

広島県三原市で今年度8月31日から道路占用許可のデジタル申請が可能になったようです。
詳細は以下のリンクから参照できます。
三原市、道路占用許可申請のデジタル化試行へ 手続きの省力化目指す | 中国新聞デジタル (chugoku-np.co.jp)

先の記事「【道路使用許可】全国でオンライン申請&キャッシュレス化? 」でも触れましたが、道路使用許可は部分的にデジタル化が開始されています。
しかし、今回の話は似て非なる許認可である道路占用許可の話です。
道路占用許可は道路使用許可と比べて審査基準が少し厳しいイメージがあります。
標準処理期間も道路占用許可と比べて3~4倍は長いです。
これがデジタル化できれば申請者と行政側の両者にとって大変な利点となります。

三原市の担当者とのヒアリング結果(要約)

詳細が気になったため、三原市の担当者に直接ヒアリングをさせていただきました。

Q:デジタル申請の対象になるのはどのような工事でしょうか?
A:主にインフラ関係に限定しています。

Q:インフラ関係とは具体的には?
A:電力、電話等の事業です。

Q:一般公開はしていないということでしょうか?
A:その通りです。今年度は試行なので、来年度以降は変更になる可能性もあります。

Q:どのような方法でデジタル申請ができるのですか?
A:従来通り、e-Gov電子申請を活用しております。

Q:デジタル化したことにより占用料のキャッシュレス化はしていますか?
A:キャッシュレス化はしていません。納付書による納付になります。

Q:納付書による納付の場合、従来通り銀行等での入金ということでしょうか?
A:その通りです。

Q:オンライン化が開始されてから今までにオンライン申請が実際にされていますか?
A:既に何件かはオンライン申請を受理しています。

結論:まだ部分的な導入であるため今後の展開に期待すべき

ヒアリングの結果、まだ試行中であるため、全員がオンライン申請の恩恵を受けられるわけではないようです。
また、占用料のキャッシュレス化も対応していないようです。
ただ、そうはいっても行政窓口に直接行く手間が省けるようになったのは大きな前進です。
三原市の今回の試行で良い成果を得られれば、今後は他の市町村等でも導入が検討される可能性もあります。

今後の進展に期待するばかりです。

また、この他にも有益な情報を逐次投稿しております。よろしければ他の記事もご覧ください。
投稿記事 - 熊谷行政書士法務事務所 広島県広島市 (lo-kuma.com)

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