自己所有の私道が不法占拠されたらどうする?

私道は個人の所有地であることが多いです。
その自己所有の私道が不法占拠された場合、どのように対処すればよいのでしょうか?
今回はその対処法について解説します。

結論:不法占拠に対しては妨害排除や損害賠償を請求できる

まず、私道は所有者以外の利用者も通行権を持っており、私道が不法占拠されて通行が妨害された場合には、妨害排除請求や損害賠償請求が可能です。

道路は公共性の高いものであり、所有者と近隣の土地所有者の権利調整が必要です。しかし、不法占拠や通行妨害の場合は調整の理由がないため、妨害排除や損害賠償の請求ができると考えられます。

損害賠償請求では損害額が重要です。例えば、私道の資料相当額や通行権侵害による苦痛を考慮し、慰謝料の請求も可能です。ただし、損害の程度や態様によって金額が変わるため、注意が必要です。

妨害排除や損害賠償請求は訴訟手続きが必要であり、費用もかかります。しかし、裁判例によってはこれらの費用も損害額に含まれることもあります。

要するに、自己所有の私道が不法占拠された場合は法的手段を活用しましょう。適切な対処法を選択するためには専門家の助言も得ることが大切です。

まとめ

自己所有の私道が不法占拠されるという事態は、所有者にとって大きな問題です。しかし、法的手段を活用することで対処できる可能性があります。妨害排除や損害賠償請求といった方法を選択する際には、専門家のアドバイスを受けることが重要です。適切な対応をとることで、所有者の権利を守り、不法占拠の問題を解決することができます。

最後に

今回は自己所有の私道が不法占拠された場合の対処について解説しました。

今回は以上で終わります。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。

この記事が道路について学びたい方の参考になれば幸いです。

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投稿記事 - 熊谷行政書士法務事務所 広島県広島市 (lo-kuma.com)

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