要注意?新人行政書士がやりがちな悪手ランキング
開業して間もない行政書士は、まず何から手を付けていいのか分からないのが当然です。
自分も開業前には開業準備系の書籍やYouTube動画で片っ端から何をすべきかを研究しました。
そして、あらゆることを素直に実践してきました。
そのうち、明らかに良い効果があったこともあれば、今一つ効果を感じないものもあります。
今回は、新人行政書士が手を出しがちな悪手について、その悪質度を格付けをしました。
「いや、オメーもまだ全然新人じゃねーか!」と記事を御拝読くださっている読者の皆様は思われるでしょうが、ここは御愛嬌ということでお付き合いを頂ければ幸いです。
※今回は完全なる娯楽記事です。苦手な方はブラウザバックして下さい。
※この格付けは100%自分の独断と偏見により付けられています。
目次
- 1 新人行政書士がやりがちな悪手一覧
- 1.1 高い情報商材に手を出す
- 1.2 SEO業者に手を出す
- 1.3 名刺を作らない
- 1.4 固定電話を契約しない
- 1.5 業務用携帯電話を契約しない
- 1.6 通話定額プランに加入しない
- 1.7 研修会に参加しない
- 1.8 協議会に参加しない
- 1.9 宴会に参加しない
- 1.10 ホームページを作成しない
- 1.11 SNSをやらない
- 1.12 支部長に開業の御挨拶に伺わない
- 1.13 商工会議所に入らない
- 1.14 顧問税理士の契約をしない
- 1.15 専門分野を作らない
- 1.16 自宅を事務所にする
- 1.17 開業資金調達のために借金をする
- 1.18 開業資金が100万円以下
- 1.19 副業で始める
- 1.20 人に会いに行かない
- 1.21 勉強をしない
- 1.22 リアル営業をしない
- 1.23 知り合いに開業したことを知らせない
- 1.24 完璧主義
- 1.25 麻雀で自分が1位になれないことが確定した瞬間に2位以下に妨害工作をする
- 1.26 【追記】すぐに別の資格を取得しようとする
- 2 まとめ
- 3 最後に
新人行政書士がやりがちな悪手一覧
恐らく、新人行政書士がやりがちな悪手は以下のようなものが挙げられるでしょう。
- 高い情報商材に手を出す
- SEO業者に手を出す
- 名刺を作らない
- 事務所用の固定電話の契約をしない
- 業務用携帯電話の契約をしない
- 通話定額プランに入らない
- 研修会に参加しない
- 協議会に参加しない
- 宴会に参加しない
- 事務所ホームページを作成しない
- SNSをやらない
- 支部長に開業の御挨拶に伺わない
- 商工会議所に参加しない
- 顧問税理士の契約をしない
- これといった専門分野を作らない
- 自宅を事務所にする
- 開業資金調達のために借金をする
- 開業資金が100万円以下
- 副業で始める
- 人に会いに行かない
- 勉強をしない
- リアル営業をしない
- 知り合いに開業したことを知らせない
- 完璧主義
- 麻雀で自分が1位になれないことが確定した瞬間に2位以下に妨害工作をする
- 【追記】すぐに別の資格を取得しようとする
それでは、早速解説していきましょう。
高い情報商材に手を出す
これは最近インターネット上で出回っている「新人行政書士のための開業スターターセット」等の名称で売られているベテラン書士の書いた実務書やセミナー等が挙げられます。いわゆる虎の巻ですね。大体価格は1件10万円前後です。
自分はこういった商材には一切手を出さずに開業しました。今のところ、特に不自由なことは一切ありません。
かつては自分もこういった情報商材に手を出すことについては嫌疑的な立場でした。「ひよこ狩り」というネガティブな言葉が流行していたからです。
しかし、今は完全に考え方が変わり、本当に欲しいなら迷わず買えばいいと考えています。
なぜなら、これは地震保険のようなものだからです。
新人がまず最初に欲しいのは、具体的な知識よりも「安心感」なのです。
新人で業務経験が無いうちは常に不安との戦いです。早く初依頼が来て欲しいけど、難しい依頼が来てしまったらどうしようと気を病むのが常です。
そんな状況下で「この虎の巻さえ読めば、取り敢えずはどんな状況にも対応できるぞ!」という安心感を得ることは決して無駄ではありません。
買ってみて「ネットで無料で落ちてる情報しか載ってないじゃん…」と落胆することもあるかもしれませんが、それはそれで良い勉強になるでしょう。世の中に美味い話はなかなか存在しないのです。
これは特に害がないためCティアです。
閑話休題
ちなみに、当事務所のホームページの実務解説系の記事は「行政の手引き、各種法令、専門書籍」等の内容を要点抽出して分かりやすい言葉で整理することによって作成しているため、それなりに良質な情報源になっているのではないかと自負しております。
中には記事の執筆のためだけに各行政庁に直接ヒアリングに伺い、執筆に100時間以上を要した記事もあります。
しかし、自分はこのホームページ記事を有料会員のみの限定公開にしたり、NOTEで販売して儲けようとは思いません。
「無料だが、高価な情報商材に勝る程の有益な情報を発信し続けるサイト」として世間一般に信頼されるまで当ホームページを育て上げることが自分の目標だからです。
そのため、たとえ同業者に「営業妨害だ!」と後ろ指を刺されても、自分は虎の巻を無料で発信し続けます。
これからもずっと。
SEO業者に手を出す
これは新人ほど引っ掛かりやすいのではないでしょうか。
最近は検索エンジンで自己のホームページを上位表示をさせることに万人が躍起になっています。
しかし、自分は別にわざわざ業者に頼ってまでするようなことではないと考えています。
なぜならGoogleのアルゴリズムは流水の如く変動が激しいからです。とても一定の作戦で追えるものではないと考えています。
それに、業者に課金をして検索エンジン上位表示をさせたところで、ホームページの中身が伴っていなければ何の意味もありません。
「何やこのホームページ、中身スカスカじゃん」と思われてしまっては目も向けられません。
そのため、これはS(+)ティアです。
最初のうちは難しい事を考えず、とにかく記事を書きまくることをお勧めします。
名刺を作らない
これはいけません。
営業をする気が全くない人間だと思われます。
自分も「本格的に開業するまでに作ればいいか」と安易に考えていて、登録式は名刺を携行せずに出席しました。
しかし、開業式が終わった途端に自分以外の参加者が名刺を交換し始め、名刺が無い自分は非常に惨めな思いをしました。
最初から完璧な名刺は必要ありません。まずは家庭用のプリンターで作成できる簡易名刺でも良いので、登録式までには名刺は必ず用意すべきです。
そのため、これはSティアです。
固定電話を契約しない
これは開業準備系の書籍によく契約したほうが良いと書いてありますね。社会的な信用力が向上するのだそうです。
それを鵜呑みにして自分も開業前に固定電話を契約しました。しかし、別に効果は感じていません。かかってくるのはSEO関係の営業電話ばかりです。
そのため、これはやってもやらなくても変わらないのでCティアです。
業務用携帯電話を契約しない
これは自宅開業をするかテナントを借りるかで話は変わってきます。
自宅開業をするならば全く必要ありません。プライベートと仕事を明確に区別する必要性が乏しいからです。
テナントを借りるならば契約してもいいでしょう。
しかし、プライベートに仕事が侵入することを厭わないのであれば必要ありません。
そのため、これはCティアです。
通話定額プランに加入しない
これはいけません。
行政書士は依頼人や役所との調整に多大な時間を要します。
自分の毎月の仕事での通話時間は10時間を超えるため、通話定額プランに加入していなければ電話代で破産していました。
そのため、これはSティアです。
ただし、事務所用固定電話を設置したうえで、固定電話にかかってきた電話を通話定額プランに加入している携帯に転送している状態は注意が必要です。たとえ携帯が通話定額プランに加入していても、固定電話からの転送の場合は、その通路料金は固定電話側に課金されるからです。
研修会に参加しない
行政書士になれば、単位会や支部ごとの実務研修会に参加することができます。
これはできれば参加したほうがいいと思います。
まあ、はっきりと言えば1回2~3時間程度の研修会で実務はできるようにはなりません。
しかし、研修会に参加することでベテラン先生と人脈を深めることができ、困ったときの相談相手を見つけやすくなります。
とはいえ、完全に自分の専門分野とかけ離れた分野の研修会にまで無理に参加する必要も無いかと思います。
そのため、これはAティアです。
協議会に参加しない
各単位会には行政書士が有志で結成した協議会が存在します。
要は、特定の専門分野の同好会のようなものです。
この会に参加することにより、協議会が独自に開催する実務研修会に参加することができます。
これは完全に入るも入らないも個人の自由です。誰にも強制はされません。
ちなみに、自分は現在2種類の協議会に参加しています。
しかし、今までに参加したことによる恩恵を特に感じたことが無いため、これはCティアです。
宴会に参加しない
これは全く問題ありません。
宴会に時間と資本を傾注するよりは実務の勉強や営業活動に力を注いだ方が良いです。
「夜の付き合いも勉強だ」という考え方は完全に時代遅れです。
自分は基本的に宴会には参加しません。酒が苦手なので。しかし、必要に応じて参加する場合は、これも営業活動の一環だと割り切って徹底的にベテラン先生に挨拶に回ることに注力することにしています。
そのため、これはDティアです。
ホームページを作成しない
これは別に問題ありません。
どんなに質の良いホームページであろうが、所詮はホームページは名刺の代わりのようなものです。それ自体が資本になるわけではありません。
そのため、リアル営業で十分に稼げる見込みがあるならば必要は無いでしょう。無いよりはあれば少しはマシ程度のものだと思った方がいいです。
このため、これはBティアです。
SNSをやらない
これは別に問題ありません。
SNSは知名度を上げるための最も簡単かつ安価な方法です。しかし、SNSをやらずとも利益を上げている先生も沢山います。
これも、全くやらないよりはやった方がマシ程度のものです。
そのため、これはBティアです。
支部長に開業の御挨拶に伺わない
これは全く問題無いかと思います。
何故なら、支部長は滅茶苦茶忙しいからです。わざわざ訪問するのも気が引けるので、自分は支部長や理事や各部長クラスには電話挨拶のみで済ませました。
それでも「いや~、なんて礼儀正しい人だ、開業挨拶なんて初めて貰いましたよ」という方も多々いました。今では挨拶に伺うこと自体がかなり特殊なようです。
そのため、これはDティアです。
商工会議所に入らない
これは別に問題ありません。
商工会議所に入るメリットは、無料で税務相談を受けられたり、特定のサービスを利用する際に割引が利いたり、無料で各種セミナーに参加できるようになる程度です。正直に言えば、入っても入らなくてもあまり変化はありませんでした。
そのため、これはDティアです。
顧問税理士の契約をしない
これも特に問題ありません。
個人事業主の確定申告くらいであれば、今は会計ソフトを購入すれば比較的簡単にできます。ただし、税理士の先生から紹介される仕事も稀にありますので、資産に余裕があるのならば契約したほうがいいでしょう。
そのため、これはDティアです。
専門分野を作らない
これは悩ましい問題です。
開業したての頃は何の分野が自分に向いているのかなんて分かりません。そのため専門分野も何もあったものではありません。
しかし、虚勢でもいいので「自分は○○の専門家です」と胸を張って言える人の方がカッコいいし、対外的な信頼も向上するため、専門分野はあったほうがいいです。
何を専門分野にするかで迷ったときは、取りあえず興味がある分野で良いと思います。やってみて向いていないと思ったら別の分野にすれば良いだけです。
そのため、これはSティアです。
自宅を事務所にする
これは全く問題ありません。
自宅事務所は対外的信用が無いという人もいますが、別にそんなことはありません。
寧ろ、事業というものは最初は小規模で始めるのが鉄則です。
また、自宅開業をしたならば家賃等の生活費も按分して経費にできるため、非常にお得です。
そのため、これはDティアです。
開業資金調達のために借金をする
これは推奨できません。
そもそも、行政書士は開業するのに費用はほとんどかかりません。
自分は登録費、事務机、応接セット、パソコン、事務所用看板を開業のために用意しましたが、全て合わせても60万円以下で賄えました。そのため、借金をする程の高額な出費は原則として無いでしょう。
寧ろ、それくらいの金額を出資する余裕が無いのならば開業すべきではありません。まずはバイトをしてお金を貯めるべきです。
そのため、これはSティアです。
開業資金が100万円以下
これは推奨できません。
確かに、開業費用は60万円程度で済む場合がほとんどです。
しかし、流石に全体の資金が100万円以下であれば、不測の事態に対応することができません。
また、預金残高は精神的安定に直結します。少しでも余裕を持って開業をすることに越したことはありません。
そのため、これはAティアです。
副業で始める
これは特に問題ありません。
公務員でない限りは本業の余暇に副業をすることは認められています。たとえ会社の就業規則で禁じられていても、就業時間外は法的な拘束力は無いため、実際には副業は可能です。
しかし、行政書士のメインウエポンである許認可は役所が調整相手となるので、本業で平日に休暇を取りにくい場合は副業は難しいです。主に副業で稼げる分野は民亊法務となる場合が大半かと思います。
そのため、これはDティアです。
人に会いに行かない
これはいけません。
いくらネット弁慶を決め込んでいても、行政書士は人と関わらなければ稼げません。
積極的に人と交流する習慣を身に着けるべきです。
自分も圧倒的コミュ障なので、人と接するのが苦手でしたが、開業してからは意識的に人に会いに行くようにしています。
また、受験生の中には、合格後に自らオフ会を主宰して開業前から人脈作りに励まれている猛者もいます。人と関わることに躊躇していたら、そのような猛者との差が開くばかりです。
このため、これはAティアです。
勉強をしない
これもよく耳にする話ですが、試験に合格したら勉強が終わると思っている方がいます。
それは全く違います。合格すれば更なる勉強が始まるのです。
実務はやりながらでなければ覚えることはできません。常に勉強する心を忘れないようにしましょう。
そのため、これはSティアです。
リアル営業をしない
ここでいうリアル営業とは、飛び込み営業や中小企業に営業電話をかけることを指しています。
これは完全に個人の気の持ちようです。
別に、リアル営業をしている人をディスる心算はありません。しかし、自分はコミュ障なのでリアル営業を全くしたことがありません。それでもホームページから何件か御依頼を頂くことができています。そのため、必ずしもリアル営業をしなければ食っていけないわけではないと考えています。
そのため、これはCティアです。
知り合いに開業したことを知らせない
これは可能ならばした方がいいですが、必ずしもしなければならないものではありません。
事業が軌道に乗ってからしたいと考えている人ならば、別にそれでもいいと思います。
そのため、これはCティアです。
完璧主義
これは絶対にいけません。
こういう人は根っからの真面目気質で、完璧な知識を身に着けるまでは行動しないタイプの人間です。
しかし、行動しなければ永遠にチャンスは来ません。人脈も生まれません。
恥をかいてもいいので、速度を重視して積極的に行動すべきです。
申請書類も完璧に出来るまで提出しないよりは、一度役所に提出して補正指示を受けた方が早く完成するし、勉強になります。
そのため、これはSティアです。
麻雀で自分が1位になれないことが確定した瞬間に2位以下に妨害工作をする
これは常套手段です。
何一つとして悪いことではありません。
寧ろ、麻雀とは本来こういうゲームです。こういった判断を瞬時に出来なければカモられて終わりです。
無理に勝てない勝負はせず、最下位となる不幸を他人に押し付けて、自己の損害を最小限に食い止める戦法を取ることも時として重要です。
しかし、あまりにもこの戦法を多用すると人間関係が壊れるので、これはBティアです。
【追記】すぐに別の資格を取得しようとする
これは非常によくある例です。
行政書士に合格した後に、すぐに別の資格に挑もうとする例です。
これは完全に資格の内容によりケースバイケースです。
たとえば、外国人の就労サポートを主たる業務としたいのでTOEICや中国語やベトナム語などの語学系の資格取得に励むのは大変良いことだと思います。努力のベクトルが正の方向に同一しているからです。行政書士としての業務を補強する効果が強いため、実務において非常に有効な武器になることは間違いないでしょう。
しかし、特に専門的にやりたい分野や明確な目標もないのに「せっかく行政書士で民法と会社法を学んだのだから」という理由だけで司法書士や予備試験などの難関資格に着手するのは、賢明とは言えないでしょう。
確かに、向上心を持っていることは非常に評価できます。
しかし、まずは苦労して取得した行政書士の資格で十分に稼げるような努力を最優先にすべきです。時間と資本は有限です。せっかく取得した資格も磨かなければ宝の持ち腐れとなります。ただし、明確な目標があり信念をもって挑戦する場合は、また話は別ですが。
なお、この問題については一節だけでは到底解説しきれないため、以下の独立記事で本格的に詳細解説しました。よろしければ御参照ください。
よく行政書士は食えない資格だと言われますが、そんなことはありません。本気で取り組めば、これ一本で十分に稼げる資格です。
行政書士は本当に稼げるのかについては、末項の「併せて読みたい記事」で詳細に解説した過去記事を掲載しています。よろしければ御参照ください。
というわけで、これは取得しようとする資格によって全く評価が異なるため、中間のBティアです。
まとめ
結果をまとめると以下のようなになります。
- 高い情報商材に手を出す C
- SEO業者に手を出す S+
- 名刺を作らない S
- 事務所用の固定電話の契約をしない C
- 業務用携帯電話の契約をしない C
- 通話定額プランに入らない S
- 研修会に参加しない A
- 協議会に参加しない C
- 宴会に参加しない D
- 事務所ホームページを作成しない B
- SNSをやらない B
- 支部長に開業の御挨拶に伺わない D
- 商工会議所に参加しない D
- 顧問税理士の契約をしない D
- これといった専門分野を作らない S
- 自宅を事務所にする D
- 開業資金調達のために借金をする S
- 開業資金が100万円以下 A
- 副業で始める D
- 人に会いに行かない A
- 勉強をしない S
- リアル営業をしない C
- 知り合いに開業したことを知らせない C
- 完璧主義 S
- 麻雀で自分が1位になれないことが確定した瞬間に2位以下に妨害工作をする B
- 【追記】すぐに別の資格を取得しようとする B
最後に
今回は新人行政書士がやりがちな悪手について解説しました。
これはあくまでも自分の解釈なので、異論はあるかと思います。気軽な読み物として読んでいただければ幸いです。
今回は以上で終わります。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
この記事が行政書士について学びたい方の参考になれば幸いです。
また、この他にも有益な情報を逐次投稿しております。よろしければ他の記事もご覧ください。
投稿記事 - 熊谷行政書士法務事務所 広島県広島市 (lo-kuma.com)
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